地域に根ざし、現場の声に応え続けた
教育システムで得た力は、あなたの財産に。
幼児教育学科の教育システムは、半世紀以上にわたって保育現場の声に耳を澄まし、その要望に応えることのできる保育者養成を問い続けることによって創りあげられました。
そんな現場と密着している教育システムで学んだ学生たちが得たのは、確かな実践力と表現力。
さらに仲間と課題に向き合い、自らの考えを持ち、解決できる保育者として社会に羽ばたけます。

青山 千華
幼児教育学科 第一部(2年)
愛知・岡崎商業高等学校 出身
一人ひとりを肯定すれば、
きっとみんなが成長できるはず。
新社会人
山田 百華
幼児教育学科 第一部(2019年3月卒業)
愛知・安城高等学校 出身
安城市役所 さくら保育園 勤務
在学中「児童文化研究部 はとぽっぽ」に所属し、子ども向けの劇の創作などに力を注ぎました。発表会があるたびに、いかに仲間の足並みをそろえてゴールに向かっていくのか、毎回苦労しました。「いい作品をつくりたい!」という思いは同じなのに、学業も大切にしたい人もいれば、何度も練習したい人もいる。ゴールに向かう道のりは、決してひとつではありません。そのことをいつも痛感しました。授業でも実習でも、グループになって取り組むことが多いオカタンの2年間で、何度も感じたことです。そのたびに「どうすれば全員が前向きに取り組めるだろう」と自問自答を繰り返しました。そうして見つけた答えが「一人ひとりの違いを受け入れよう」という決意。この思いを保育の現場で体現できるよう、子どもとともに成長していきます。
できないところではなく、
よいところを見つけて
伸ばしたい。
新社会人
竹ノ下 優真
幼児教育学科 第三部(2019年3月卒業)
愛知・知多翔洋高等学校 出身
知多市役所 新知保育園 勤務
2年次の実習で、素敵な先生と出会いました。決して叱ることなく、いつも子どもたちのことをほめていて、子どもたちは先生の言葉に最高の笑顔で応えていました。「こんな先生になりたい! そのためにはどうしたらいいのだろう」と考える日々。最後の実習では、得手不得手が異なる子どもたちを前に、どんな言葉を掛ければよいか迷ってしまうこともありましたが、それでも根気強く一人ひとりのいいところを見つけようと努めました。そして、きっとこの姿勢こそ大事なことなのだと気づくことができました。子どもたちの成長を促すとき、ついついその子のできないところに目がいきがちですが、私はまず、子どもたちのいいところを見つけるところからはじめます。この思いを胸に子どもたちの笑顔を生み出せる保育者をめざしたいです。
子どもたちのために、
何ができるだろう。
その答えを考え続ける
姿勢を身につけて。
卒業生
鈴木 志歩
幼児教育学科 第一部(2018年3月卒業)
愛知・成章高等学校 出身
田原市役所 伊良湖岬保育園 勤務
音楽が大好きだった私は、保育の現場にも音楽を取り入れたいという思いをもっていました。そのため、音楽を専門とするゼミに所属。音楽劇の創作やクリスマスコンサートでの発表など、グループで作品づくりに取り組みました。意見が合わないこともあり苦労しましたが、その時、自分ができることはなんだろうと見つめ直して行き着いた答えは、「まずは自分に与えられたことをまっとうしよう」ということ。歌詞に合わせてメロディを考え直したり、オリジナル曲を何度も作り直したり。気づいたことがあれば決して放っておかず、より良いものへと改良を重ねました。その繰り返しのなかで、最後までやり抜く力が身についたように思います。
園児たちと接していると、保育には終わりがないと実感します。それに正解もありません。どうすれば子どもたちのためになるだろうと考え続けること。それが、私なりの「最後までやり抜く」ということ。初めての生活発表会では、子どもたちの成長につながる最高のものを考え抜きました。この姿勢はオカタンでゼミの活動や幼児教育祭の準備、実習や授業に向き合っていた時の姿勢と変わらないように思います。オカタンの日々は保育者に必要な力や心構えが身につくチャンスにあふれていたのだなと、卒業してあらためて実感しているところです。